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ポストカード二種【らくだ舎オリジナル】
¥200
らくだ舎のオリジナルポストカードを 随分前に作っていました。こちらでも紹介します。 旅先でポストカードを書くのは 書いている本人もなんだ気持ちの良いものですし、 見ている方もなぜだか嬉しい気持ちになります。 それぞれの場所を訪ね、 その場その場で思い思いのポストカードを買い求め、 またそれぞれ思い浮かべた人に向け 短い言葉を書き連ねて、送る。 その遅さも、遠さも とても心地がいいなと思います。 らくだ舎に足を運ぶことが叶わない、 という方も まったく心苦しく思うことなく もし気に入っていただけましたら 使ってもらえたら嬉しい限りです。 しっかりとした厚紙、というよりは 普段使いの少し柔らかく薄めの紙です。 デザインは 新潟県・土佐で幅広く活動されている 小川温子さんによるもの。 「棚田」を通じた縁から お願いすることができ、 イメージ以上のやわらかく、温かみのある でも可愛らしすぎないデザインに 仕上げてくれました。 1枚は、「棚田」 1枚は、「色川の日常」 2つをセットにしてお送りします。 本を買うついでにでも。
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竹紙ノート/カムワッカ
¥440
SOLD OUT
再入荷しました。 店でもネットショップでも静かに売れている日本の竹100%を原料に使った制作されているノート。 クラシック・うり坊・パンダ3種類の図柄、茶色とホワイトの2色展開。 2023.01.30現在、全種類在庫があります。 お買い求めいただける際は、ご希望の柄「クラシック・うり坊・パンダいずれも茶色orホワイト」をご指定ください。選択が無い場合は、独断でお送りいたします。 ドットが入っているので文字が描きやすく、 思っていた以上に滑らかな描きごこちで気持ちいいです。 B5サイズの判型も持ち運びがしやすくていい。 何気ないメモ帳、日記、仕事用 ノートに文字を書くたびに ちょっとだけ優しい気持ちになります。 軽い贈り物にも良さそうです。
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新対話篇(単品)/東浩紀
¥2,640
発行:ゲンロン 2020年8月 判型:四六判 「この店の本棚だから、光る本がありますね」と初めて訪れた方が言ってくれた。 それはそれは嬉しい言葉で、しかも買ってくださった本が、内山節先生と若林恵さんの本で、なんてかっこいい組み合わせだ、と心の中の自分は小躍りしていた。 限られた本棚、お世辞にも多いとは言えないラインナップだが、棚のどこかで誤配が起こってくれたら、と日々ひそかに願っている。 加えて、ひとつの場に居続けていると、 人、物、情報が 思わぬタイミングでうまく行き合ったり、逆に行き違ったりといった誤配も起こる。 この思わぬが重なると、必然としか思えないときがあって、神の采配?と無神論者の自分ですら思ってしまう時がある。 それはお客さん同士だけではなく、自分も対象者のひとりで、 思わぬタイミングで思わぬ人と思わぬ話をして、その内容に自分で驚いたりもする。今日はそんな日だった。 そして、ふいに、訪れてくれるひととのやりとりは、対話なんだな、と腑に落ちた。きちんとした技術やプログラムがなかったとしても。 この感覚は、場を運営するひとりとして、留めておきたい。 対話と誤配を意識すると、明日は何が起こるだろう?とわからない少し先を、なんだか前向きに捉えられることに気付き、驚いた。 先行きの見えない今の日本に、対話と誤配教は需要があるかも。 以下、版元ドットコムより転載 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介 ソクラテスの対話をやりなおす―― 哲学と芸術の根本に立ち返った本格対談集 東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、 哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。 対話というもっとも古く原始的な方法で人文知の再起動に挑む10章。 飴屋法水・柳美里との語り下ろしを加えた決定版。 目次 はじめに 草木の生起する国 梅原猛 テロの時代の芸術 鈴木忠志 SFから神へ 筒井康隆 種の慰霊と森の論理 中沢新一 文学と政治のあいだで 加藤典洋 正義は剰余から生まれる 國分功一郎 デラシネの倫理と観光客 五木寛之+沼野充義 歴史は家である 高橋源一郎 国体の変化とジェンダー 原武史 生きることとつくること 柳美里+飴屋法水 著者プロフィール 東浩紀 (アズマ ヒロキ) (著/文) 1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。 専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(2011年)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(2019年)、『テーマパーク化する地球』(2019年)ほか多数。
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忘却についての一般論/ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ
¥1,650
SOLD OUT
発行:白水社 2020年8月 判型:四六判 頁数:276頁 海外文学、しかもアンゴラの作家。 なかなか手に取りづらいかもしれませんが、おすすめです。 物語へ深く入っていく没入感、 少し身体が発熱するような読後感。 説明できる言葉を持たないのですが、 日本でもアメリカでもない 独特の文章は、 いままでになかった種類の 読む楽しみを感じられました。 以下は版元ドットコムより転載 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介 この街すべてが崩れ落ちてしまわぬように 27年間にわたる泥沼の内戦下を独力で生き抜いた女性ルドをめぐる目くるめく物語。稀代のストーリーテラーとして知られる現代アンゴラ作家による傑作長篇。 ポルトガル生まれのルドヴィカ(ルド)は空や広い場所が怖い。両親を相次いで亡くし、姉オデッテの結婚に伴い、鉱山技師の義兄オルランドがアンゴラの首都ルアンダに所有する豪奢なマンションの最上階に移り住む。 長年にわたりポルトガルの支配下にあったアンゴラでは解放闘争が激化し、1975年ついに独立を宣言。動乱のさなか、姉夫妻が消息不明となる。恐慌をきたし、外部からの襲撃を恐れたルドは、マンション内の部屋の入口をセメントで固め、犬とともに自給自足の生活が始まる。 その後、アンゴラは27年間にわたる泥沼の内戦状態に陥る。その間、誰からも忘れられて孤独に暮らすルド。一方、外の世界では、独立の動乱を乗り越えた人々が、運命に手繰り寄せられるようにしてルドのもとへと引き寄せられていく。 魅力的で謎めいた登場人物と、詩的でユーモアに満ちたスリリングな展開。2013年度フェルナンド・ナモーラ文芸賞、2017年度国際ダブリン文学賞受賞作。 著者プロフィール ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ (アグアルーザ) (著/文) 1960年、アンゴラのノヴァ・リスボア(現ウアンボ)でポルトガル・ブラジル系の両親のもとに生まれる。大学はリスボンに渡り、農学を専攻するが、文学に目覚め、ジャーナリストを経て作家となる。1989年にConjura(『まじない』)でデビューして以来、精力的に作品を発表。2004年に刊行されたO Vendedor de Passados(『過去を売る男』)の英訳The Book of Chameleonsが2007年度インディペンデント紙外国文学賞を受賞。2012年に刊行された本書は、ポルトガル国内で翌2013年のフェルナンド・ナモーラ文芸賞を受賞。英訳A General Theory of Oblivionは2016年度国際ブッカー賞の最終候補作に選ばれ、2017年度国際ダブリン文学賞を受賞した。現代アンゴラのみならず、ポルトガル語圏諸国を代表する作家と目されている。作品はこれまで25の言語に翻訳されており、本書が初の邦訳となる。最新作はOs Vivos e os Outros(2020)。 木下 眞穂 (キノシタ マホ) (翻訳) 上智大学ポルトガル語学科卒業。訳書にパウロ・コエーリョ『ブリーダ』『ザ・スパイ』(角川文庫)、『ポルトガル短篇小説傑作選』(共訳、現代企画室)など。二〇一九年、ジョゼ・ルイス・ペイショット『ガルヴェイアスの犬』(新潮クレスト・ブックス)で第5回日本翻訳大賞受賞
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未来住まい方会議/YADOKARI
¥1,650
発行:三輪舎 2016年3月 判型:四六判 製本:並製 頁数:240頁 物心ついたころには 自分の家は決まっていて、 住み続けるも引っ越すも 自分の意思が反映される余地は なかった。 1人暮らしを始めるときも、 間取りや家賃、駅からの距離、 不動産屋さんが出してくれる 条件だけが頼りで、 そこに自分の意思はあったんだろうか? 今考えるといまいち自信がない。 ちょっと話はそれるけど、 コロナウイルスによる影響で 家賃が払えない、 という言葉を目にするたびに、 家賃をもらう側が譲歩できる余地は ないのかな?と疑問に思う。 常に持つ側が有利、立場が上 という社会通念が幅をきかせる(少なくとも表面上そうみえる)のは、 なにか大切な一部が 麻痺してるんじゃないかなと思う。 住処は生活の根源のひとつ。 そこをがっちり握られているのは、 なんだかフェアじゃない気がする。 (そもそも人生はフェアじゃないということは置いておいて) いいことはニュースになりづらいから、 こうした例はきっとたくさんあるはずで、そう思うことで心はすこし救われる。 自分自身がそうなってしまわないように、常に注意を払わなければ、とも思う。 話は戻って、 住まい方ってもっと自由でもいいよねって、 のほほんと暮らしていると、 なかなか自分だけでは気づきづらいというか、思いもよらなかった! みたいなことも多い分野な気がする。 どうしたって、 資金とか時間とか技術とか体力とか いろんな制約が出てきてしまうけど、 少なくとも住まい方は もっと開かれている。 そんな気づきを与えてくれるような本を増やしていきたいし、 ゆくゆく、 具体的な場を生み出したい。 まずは小屋づくり! の勉強からかな。 YADOKARI 2012年「YADOKARI」始動。世界中の小さな家やミニマルライフを紹介する「未来住まい方会議」を運営。2015年3月、250万円のスモールハウス「INSPIRATION」発表。全国の遊休不動産・空き家のリユース情報を扱う「休日不動産」、空き部屋の再活用シェアドミトリー「点と線」、北欧ヴィンテージ雑貨店「AURORA」を運営。また名建築の保全・再生の一環で黒川紀章設計「中銀カプセルタワー」の一室をサポーターとともにソーシャルリノベーションし、シェアオフィスとして運営。リトルプレス『月極本』を年3回発行している。著書に『アイム・ミニマリスト』(三栄書房)がある。http://yadokari.net/ さわだいっせい YADOKARI株式会社代表取締役、アートディレクター。1981年兵庫県生・逗子市在住。 ウエスギセイタ YADOKARI株式会社代表取締役、プランナー。川崎市在住。