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哲学の誤配(単品)/東浩紀
¥1,980
発行:ゲンロン 2020年5月 判型:四六判 「この店の本棚だから、光る本がありますね」と初めて訪れた方が言ってくれた。 それはそれは嬉しい言葉で、しかも買ってくださった本が、内山節先生と若林恵さんの本で、なんてかっこいい組み合わせだ、と心の中の自分は小躍りしていた。 限られた本棚、お世辞にも多いとは言えないラインナップだが、棚のどこかで誤配が起こってくれたら、と日々ひそかに願っている。 加えて、ひとつの場に居続けていると、 人、物、情報が 思わぬタイミングでうまく行き合ったり、逆に行き違ったりといった誤配も起こる。 この思わぬが重なると、必然としか思えないときがあって、神の采配?と無神論者の自分ですら思ってしまう時がある。 それはお客さん同士だけではなく、自分も対象者のひとりで、 思わぬタイミングで思わぬ人と思わぬ話をして、その内容に自分で驚いたりもする。今日はそんな日だった。 そして、ふいに、訪れてくれるひととのやりとりは、対話なんだな、と腑に落ちた。きちんとした技術やプログラムがなかったとしても。 この感覚は、場を運営するひとりとして、留めておきたい。 対話と誤配を意識すると、明日は何が起こるだろう?とわからない少し先を、なんだか前向きに捉えられることに気付き、驚いた。 先行きの見えない今の日本に、対話と誤配教は需要があるかも。 以下、版元ドットコムより転載 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介 誤配とは自由のことである―― 近くて遠い読者に向けたインタビュー&講演録 韓国の読者に向けて語った2つのインタビューと、 中国・杭州での最新講演を収録。 誤配から観光へ展開した東思想を解き明かす必読のテキスト。 韓国の若手論客パク・カブンによる解説も掲載。 日韓並行出版。 目次 はじめに 東浩紀 第1の対話 批評から政治思想へ 第2の対話 哲学の責務 講演 データベース的動物は政治的動物になりうるか 解説 東浩紀との出会い パク・カブン 日本語版刊行によせて 安天 著者プロフィール 東浩紀 (アズマ ヒロキ) (著/文) 1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。 専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(2011年)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(2019年)、『テーマパーク化する地球』(2019年)ほか多数。
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新対話篇(単品)/東浩紀
¥2,640
発行:ゲンロン 2020年8月 判型:四六判 「この店の本棚だから、光る本がありますね」と初めて訪れた方が言ってくれた。 それはそれは嬉しい言葉で、しかも買ってくださった本が、内山節先生と若林恵さんの本で、なんてかっこいい組み合わせだ、と心の中の自分は小躍りしていた。 限られた本棚、お世辞にも多いとは言えないラインナップだが、棚のどこかで誤配が起こってくれたら、と日々ひそかに願っている。 加えて、ひとつの場に居続けていると、 人、物、情報が 思わぬタイミングでうまく行き合ったり、逆に行き違ったりといった誤配も起こる。 この思わぬが重なると、必然としか思えないときがあって、神の采配?と無神論者の自分ですら思ってしまう時がある。 それはお客さん同士だけではなく、自分も対象者のひとりで、 思わぬタイミングで思わぬ人と思わぬ話をして、その内容に自分で驚いたりもする。今日はそんな日だった。 そして、ふいに、訪れてくれるひととのやりとりは、対話なんだな、と腑に落ちた。きちんとした技術やプログラムがなかったとしても。 この感覚は、場を運営するひとりとして、留めておきたい。 対話と誤配を意識すると、明日は何が起こるだろう?とわからない少し先を、なんだか前向きに捉えられることに気付き、驚いた。 先行きの見えない今の日本に、対話と誤配教は需要があるかも。 以下、版元ドットコムより転載 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介 ソクラテスの対話をやりなおす―― 哲学と芸術の根本に立ち返った本格対談集 東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、 哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。 対話というもっとも古く原始的な方法で人文知の再起動に挑む10章。 飴屋法水・柳美里との語り下ろしを加えた決定版。 目次 はじめに 草木の生起する国 梅原猛 テロの時代の芸術 鈴木忠志 SFから神へ 筒井康隆 種の慰霊と森の論理 中沢新一 文学と政治のあいだで 加藤典洋 正義は剰余から生まれる 國分功一郎 デラシネの倫理と観光客 五木寛之+沼野充義 歴史は家である 高橋源一郎 国体の変化とジェンダー 原武史 生きることとつくること 柳美里+飴屋法水 著者プロフィール 東浩紀 (アズマ ヒロキ) (著/文) 1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。 専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(2011年)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(2019年)、『テーマパーク化する地球』(2019年)ほか多数。