出版社:京都大学出版会 2022年1月
判型:A5
体裁:並製
頁数:288p
今週は月に一度の
フィリピン・バランゴンバナナが
届く週。
毎月届くバナナですが、
月によって大きさも長さも
味も熟度も違います。
当たり前に
バナナは植物なわけですが、
その植生はあまり知られていない
気がします。
バナナが主食の民族もいるし、
酒にもなれば薬にも。
繁殖力が強めの植物なので、
適地では雑草にもなる。
最近は
バナナの茎を使った
紙が注目されていて、
ひととバナナの関係は、
思っている以上に深いよう。
普段なにげなく食べている物の
背景を知ることは、
生活の解像度が上がることに
つながるようにも思います。
以下は出版元のホームページより
内容
融通無礙なる存在・バナナ。世界の人びとの付き合い方はこんなに違っているのに、でもこれほど愛される食べ物が他にあるだろうか? コンゴ・カメルーン・ガーナ・ウガンダ・インドネシア・パプアニューギニアそして沖縄。世界中のバナナを通して農と食をみつめてきた研究者がたどり着いた、ヒトとバナナの「遊び」の関係。
プロフィール
小松 かおり (こまつ かおり)
北海学園大学人文学部教授。京都大学大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学、京都大学博士(理学)。主な著作に、『沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌―シシマチの技法と新商品からみる沖縄の現在』(ボーダーインク、2007年)、『食と農のアフリカ史―現代の基層に迫る』(共編、昭和堂、2016年)などがある。