サイズ:W294×H231mm ×D10mm
ページ数:80ページ
「越えて向こう側にいく」という意味と、
「ここで終わり」という意味の、一見相反するような2つを持っているのが良いなと思い
つけたというタイトル「over」
寄贈いただいたという
有り難さを差し引いても
素晴らしい写真集です。
写真集の具体的な良し悪しは
正直深すぎて
わかりません。
これから時間をかけて
分け入っていきたい分野ですが、
個人的基準のひとつに、
「懐かしさ」があります。
朝岡さんの写真集からは
間違いなく懐かしさを
感じました。
決して自分には見ることができない個の視点。
だけれど、
そこに、
見たことがあるような全の視点が
重なる。
その独異性と共通性の境のようなところに、
自分が感じる懐かしさの源泉は
有る気がしています。
写真の並び、心の動き
にまで意識を向けて
ゆっくりとページを繰りたくなる。
写真集は素晴らしいなと
改めて思わせてくれた
一冊です。
以下は朝岡さんによる
紹介文です。
橋や鳥がモチーフとして登場しますが、犬や、草や、鉄柱や、朝焼けや、愛する人や、見知らぬ人も登場します。写真だけでしか伝わらないこと/写真だけでは伝わらないことがあるなと思い、写真と短い文章が交錯する構成にしました。