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ヒルは木から落ちてこない /樋口大良・子どもヤマビル研究会
¥1,430
発行:山と渓谷社 2021年8月3日 四六判 304頁 ヒルは木から落ちてくるのか? 落ちてこないのか? この問題に挑む少年たちの 熱い研究記。 翻って大人たちはどうか? その反応の「固さ」に 自分を顧みずにはいられません。 自分自身の好奇心をいつまでも大切に、 他者の好奇心を尊重できる。 素直に驚ける大人でありたいものです。 忘れかけている気持ちを 思い出させてくれるような一冊。 以下出版社ホームページより。 嫌われ者の「ヤマビル」の研究に 愛をもって取り組む子どもたちが常識に挑む物語。 「好奇心が未知の扉を開ける衝撃が満載だ」 山極壽一先生激賞! 各地で増え続けているヤマビル。 山だけでなく里でも被害が増えています。 知らない間に血を吸う嫌われ者のヤマビル。 そんなヤマビルの生態研究に挑む小中学生がいます! その名も子どもヤマビル研究会。 彼らは、山でヤマビルの数を数え、 ときに自らの血を吸わせて育て、そして、解剖までするのです。 そんな彼らが解き明かしてきたヤマビルの生態の数々を紹介します。 そして、「ヤマビルはとてもかわいいいきものです」とまで言い切る、 いききとした子どもたちの感受性に驚嘆する1冊です。
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すべての雑貨/三品輝起
¥2,200
発行:夏葉社 2017年4月 四六判変形上製 288頁 装丁 櫻井久 いままでポツポツと仕入れていた 夏葉社の本、 かなり充実しました。 直接ご連絡差し上げたところ ご快諾いただき今回の運びに。 素晴らしい本ばかりです。 ぜひ手に取ってご覧ください。 今週も通常通り ひらいています。 ぜひお越しくださいとは、 なかなかいいづらい世情ですが、 密になることはまずないはず。 日常の息抜きにいらしていただけたらと思います。
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さよならのあとで/高橋 和枝(絵) ホランド ヘンリー・スコット(著)
¥1,430
発行:夏葉社 2012年1月27日 四六判上製 120頁 あんまり構えず 本をひらくと、 すっと言葉が 自分の中に 入ってくる時があります。 同じ本を読み返してみても 同じ感覚が訪れるとは 限りません。 ですが、 あのとき、 あの場所で、 あの本をひらいて 感じたあの感覚 は、 本を持っていれさえすれば、 その背表紙を眺めるだけでも 思い出すことができます。 それが、 本を買う理由の一つではないか、 と考えています。 良い本との出合いを。 ヘンリー・スコット・ホランド(Henry Scott Holland) 1847年イギリスのヘレフォードシャー生まれ。 オックスフォード大学卒業。 1910年から同大学の神学欽定講座教授を務めた神学者。 セント・ポール大聖堂カノン。 1918年没。 高橋和枝 1971年神奈川県生まれ。東京学芸大学教育学部美術科卒業。 イラストレーター、絵本作家。 絵本作品に『くまのこのとしこし』(講談社)、『りすでんわ』(白泉社)、 挿絵を手がけた作品に『ノーラ、12歳の秋』(小峰書店)、『盆まねき』(偕成社)などがある。
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埴原一亟 古本小説集
¥2,420
埴原一亟 山本善行 編 夏葉社 戦後の街の雰囲気や 市井の人々の息遣いが 感じられる作品群。 実体験を基にした短編たちは どれも表現がリアルで、 文章からそこはかとない哀しみが 滲みます。 なのに、 不思議なおかしみが感じられる。 なんだか稀有な小説です。 装丁の手ざわりなどから 出版社、編者の 書籍への愛も感じられる。 それくらい、 物としての完成度も抜群です。 思わず表紙をなでたくなります。
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漱石全集を買った日
¥1,430
漱石全集を買った日 山本善行×清水裕也 夏葉社 帯の一文で すべてが伝わる 古書を楽しみ続ける 古本屋店主とお客さんの 対談集。 本書を読むと、 無性に本が読みたくなる。 積ん読をうず高く積みたくなる。 明日古本屋に行きたくなる。 全集を買ってみたくなる。 いずれかの衝動にかられます。 人はなぜ本を読むのか、 本を買うのか。 なぜ古書を集めてしまうのか。 本書を読めば、その答えは単純明解。 「本は楽しいから」