-
夜の木/シャーム、バーイー、ウルヴェーティ 青木恵都 訳【12刷】
¥3,960
発行:タムラ堂 2022年 判型:35cm×23cm 製本:上製 頁数:40頁 版を重ねる毎に表紙が異なる『夜の木』。12刷は絵本の冒頭に登場する物語「闇夜に光る木」の場面、タラブックス版の初版表紙と同じものを使用しています。 できるだけ長く、ゆっくりと必要な方にお届けしたいので、お一人様2冊までとします。 少しでも早く情報を仕入れ、早く入手する。その情報競争によってこぼれ落ちてしまう人がもしいるのだとしたら(間が悪く、また発売日などに疎い自分のことを含めて)、その遅れて本と出合った人が欲しいと思った時に買える機会を細く長く少しでも残したいと思いますし、その辺りが辺境にある本屋の役割なのかもしれないと思うこともあります。 らくだ舎で売り切れるということは、おそらく他の書店の方々のネット通販ではすでに売り切れているのでは、と思いますので、あそういえば買ってなかったとか、どこも売り切れているけれどなんとか買うことができた、そうした声に寄り添うよゆな、しんがり的位置付けで捉えていただければ。 本屋の店頭で見るたびに心を奪われてきた絵本。 まさか取り扱わせていただける日が来るとは思いませんでした。 本当にありがたく光栄なことです。 店頭のみで販売していましたが、 在庫分少しだけ通販分もご用意しました。 判型が大きいので、ゆうパックかヤマト便での発送となります。 送料が高くついてしまいますので、 別商品の同時購入も考えてみると良いと思います。 本書を調べていると度々見られる転売。 中古品を買取に出したり、メルカリで販売したり、 というのはもちろん止める権利などありませんが、 新品同様・未開封として定価以上で販売すること (そもそもそれを目的として購入すること) の良し悪しについて、僕はまだ判断ができていません。 高騰した古書を販売する古書店ももちろんありますし、 必要な人と手放す人がいて、互いに合意した金額で買うこと自体は、 商いの一つの側面でもあるような気もしていますが、 そこには 継続的に本に関わっているかどうか?という視点はあるように思います。 何を言いたいかというと、 「個人」の方が、高く売れるから、という理由で本書を購入し、 読まずに、新品・未開封で定価以上で販売するのはどうかおやめください。 心待ちにされていた方や この本との出合いを喜んでくださる方にどうか届きますように。 以下は発行元ホームページより。 2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。 神が住むと言われる木。 そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
-
世界のはじまり/バッジュ・シャーム/ギーター・ヴォルフ 青木恵那 訳
¥3,960
SOLD OUT
出版社:タムラ堂 初版2015年10月下旬 版型:天地285ミリ×左右284ミリ 製本:ハードカバー 頁数:24頁 第4刷が届きました。 版ごとに表紙の色が異なり、4刷はなんとも美しい青。 中央インドのゴンド民族に伝わる創造神話から、 人々の暮らしに息づく数多の物語の本質をすくい上げ、 描き上げられた絵本です。 作っているのは南インドの小さな工房。 古布を材料とした手漉きの紙に、シルクスクリーン印刷で刷られ、 さらに手作業による製本で、1冊ずつ丁寧に仕上げられているそう。 タムラ堂ホームページには、 この本が作られる過程を撮影した 動画のURLがありました。 とても素晴らしい本であることが 映像でもわかるので興味がある方は ぜひ見てみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=0OB0B1pnYBc&feature=youtu.be