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じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路/著:ロバート・スキデルスキー 著:エドワード・スキデルスキー 訳:村井章子
¥1,540
SOLD OUT
出版社:筑摩書房 判型:文庫 ページ数:416ページ 発売日:2022年03月14日 いま私たちが生きる日本は、 世界は、 豊かだと胸を張って言えるか、 正直わたしは 答えに詰まります。 もっと動かなければ、 なんだかそんな焦りばかりが 募りますが、 本当にできることは限られていることもわかりつつある。 せめて少しでも学びを、 その気持ちだけは 持ち続け、 小さな実践を重ねていけたら と思います。 以下は出版社ホームページより。 この本の内容 資本主義の下では資本の蓄積が自己目的化し、大企業は利益拡大にひた走る。結果、富める者だけが富み続け、雇用は不安定になり、格差が拡大する。成長の果実のおこぼれが一般庶民にもたらされないことは、ここ数十年の現実が証明済だ。であるならば政府が目指すべきは経済成長ではなく、国民の暮らしの質を上げることなのではないのか。著者らはその実現のために、余暇を生む労働時間の短縮、一定水準の暮らしを保障するベーシックインカムの導入、際限なき人間の欲望を抑えるための広告課税等の法整備を提案する。成長神話が叫ばれ続ける日本でこそ読まれるべき提言。 この本の目次 第1章 ケインズの誤算 第2章 ファウストの取引 第3章 富とは―東西の思想を訪ねて 第4章 幸福という幻想 第5章 成長の限界 第6章 よい暮らしを形成する七つの要素 第7章 終わりなき競争からの脱却
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子どもの文化人類学
¥1,100
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出版社:筑摩書房 。判型:文庫 。ページ数:272ページ 。発売日:2023年01月12日 写真左 油断すると割合が増えていくちくま文庫。 子どもの文化人類学は今日買ってくれた方が。 ありがとうございます。 竹内さんの本も刊行から時間が経った本ではありますが、 内容は色褪せていませんし、 むしろいまこそ読みたい、 ぼろぼろになるまで付き合える一冊です。 こうした本を 新刊で手に取ることができるのは、 けっして当たり前ではないようです。 充実した内容の本であっても、 惜しまれながら廃版になる本がたくさんあります。 復刊も増えてはいますが氷山の一角。 焼き増したような本を大量に出すより、 じっくりと付き合う本を じっくりと売り続けるほうがよいのでは? と思いますが、 世の中の速度に抗いきれないところもあるのでしょう。 肌感覚ですが、名著を新刊で手に取ることが、 困難になりつつあるような気もします。 (とくに大手の出版社) 真新しさにはあまり興味がなく、追い切ることもできないので、 既刊本もじっくり置いておきたいな、というのが、ひとつの選書方針 (と言うとずいぶん大げさですが)です。 その点でちくま文庫は 素晴らしいラインナップだなあと 感激します。 見えないところで支えてくれている方々がいるんだろうと思うと、 有難い気持ちにもなります。 長く付き合える本と出合える場になっていたら 嬉しいです。
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ことばが劈かれるとき/
¥748
出版社:筑摩書房 。判型:文庫 。ページ数:309ページ 。発売日:1988年01月26日 油断すると割合が増えていく ちくま文庫。 子どもの文化人類学は 今日買ってくれた方が。 ありがとうございます。 竹内さんの本も 刊行から時間が経った本ではありますが、 内容は色褪せていませんし、 むしろいまこそ読みたい、 ぼろぼろになるまで付き合える 味わい深い一冊です。 こうした本を 新刊で手に取ることができるのは、 けっして当たり前ではないようです。 充実した内容の本であっても、 惜しまれながら廃版になる本が たくさんあります。 復刊も増えてはいますが、 あくまでも氷山の一角。 焼き増したような本を大量に出すより、 じっくりと付き合う本を じっくりと売り続けるほうがよいのでは? などと思ったりしますが、 世の中の速度に 抗いきれないところもあるのでしょう。 肌感覚ですが、 名著を新刊で手に取ることが、 困難になりつつあるような 気もします。 (とくに大手の出版社) らくだ舎は、 真新しさにはあまり興味がなく、 追い切ることもできないので、 既刊本もじっくり置いておきたいな、 というのが、 ひとつの選書方針 (と言うとずいぶん大げさですが) です。 その点でちくま文庫は 素晴らしいラインナップだなあと 感激します。 見えないところで支えてくれている 方々がいるんだろうと思うと、 有難い気持ちにもなります。 長く付き合える本と 出合える場になっていたら 嬉しいです。 この本の内容 からだは、自分と世界とがふれる境界線だ。そこに必死になって生きようとしながら、閉ざされ、病み、ゆがむ“からだ”…。幼時に耳を病んだ著者が、どのようにして“こえ”と“ことば”を回復し、自分と世界とのふれ合いを、また、人間関係のダイナミズムをとり戻していったか―。長く苦しい努力の過程を語りつつ、人間の生き方の根底を照らし出すユニークな一冊。 この本の目次 凍っていたノド からだとことば ことばとの出会い(失われたことば 発語への身悶え 物語と音への目覚め 師・岡倉士朗との出会い) からだとの出会い(解体することば 演技=行動するからだ 弓の修行から こえとの出会い 話しかけのレッスン) 治癒としてのレッスン(竹内演劇教室のはじまり 「ふれる」ということ―Sの場合 引き裂かれたからだ―Nの場合 対人恐怖について―WとMの場合 自閉症児とのふれあい―ひろし君の場合 現代社会とこえの歪み 明示性と含意性の統一) からだそだて(「からだ」を吟味する 「体育」を「からだそだて」と読む 姿勢について 「からだ」としてのことば 「からだそだて」の観点から見た全教科のパースペクティブ〔ほか〕)
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君は君の人生の主役になれ/鳥羽和久
¥968
発行:筑摩書房 判型:新書 ページ数:256ページ 発行年月日:2022年10月 2022年、らくだ舎にてお話をしていただいた鳥羽和久さんの新刊。 ポツリポツリと店頭でも売れ、手に取られ、 学校の図書館にも推薦して入れていただきました。 ネットショップにも掲載しておきます。 と言っても、推しの文化論が晶文社から出ているので、既刊とも言えますが、 鳥羽さんの書籍は、既刊すべて、らくだ舎で長く売り続けます。 10代に向けて書かれた本と侮らないでください。 鳥羽さんの言葉は、グサグサと大人の心に(というよりも大人の心にこそ)突き刺さります。 10代に限らず、 若い人たちにとっては、 みなさんの背中を押す、とても心強い、 自分の未来を明るく照らす一筋の光になるはずです。 言うなれば、お守りのようなもの。 環境への適応は種の生存本能ということもできますし、 大人になることが悪いことばかりとも言えません。 ただ、自分の生きていきやすさだけを優先した結果としての 「大人になった」は真の意味で大人とは言えないんだと思います。 10代の頃、 私たちはそんなに生きやすくこの社会と向き合えていたでしょうか? いまでも、あの時の感覚を思い起こすことができるでしょうか? みずみずしく、悩ましく、毎日成長する子どもたちと日々接する鳥羽さんだからこそ 書けたであろう本書は、(既刊の親子の手帖、おやときどきこどももおすすめですが) すべての年代に学びのある一冊です。 来ていただいたという贔屓目もあるかもしれませんが、 自信を持っておすすめする一冊です。 以下は、版元ホームページより。 先生や親の言葉に違和感を持ち、悩むことの多い十代。みんなとは違う自分独特の生き方を見つけて、大人たちの「普通」を打ち破ろう。 鳥羽 和久(トバ カズヒサ) 1976年福岡生まれ。学位は文学修士(日本文学・精神分析)。大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開業。現在は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、小中高生150名余の学習指導に携わる。著書に『親子の手帖 増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)など。
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ヘルシンキ 生活の練習/朴沙羅
¥1,980
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発行:筑摩書房 2021年11月 判型:四六判 縦185mm 横133mm 厚さ190mm 頁数:288頁 いつの間にか身に付けた生活の仕方。 人と関わるかぎりついてまわる常識や慣習。 一度受け入れてしまうと 守ることに目が向きがちで 更新しづらくなってしまう。 ただ、本来は いつになっても学び、練習し、 絶えず自分を作り変えていくことそのものが 「生活」であることを 著者のヘルシンキでの日々を通じて 私たちは学ぶことができる。 どちらも使い尽くされたような 「生活」と「練習」という単語が、 合わさることで どうしてこんなにも新鮮に感じ、 こんなにも心を打つのか。 言葉の選び方、文章の運び、日々の細かな出来事を上手にすくいとる目と冷静な分析のバランスが素晴らしく、 スルスルっと読めてしまいます。 新年早々、とてもいい本に出合えました. 以下は筑摩書房ホームページより。 目次 1 未知の旅へ―ヘルシンキ到着 2 VIP待遇―非常事態宣言下の生活と保育園 3 畑の真ん中―保育園での教育・その1 4 技術の問題―保育園での教育・その2 5 母親をする―子育て支援と母性 6 「いい学校」―小学校の入学手続き 7 チャイコフスキーと博物館―日本とフィンランドの戦争認識 8 ロシア人―移民・移住とフィンランド 朴 沙羅 パク サラ 1984年生まれ。専攻は歴史社会学。立命館大学国際関係学部准教授を経て神戸大学大学院国際文化学研究科講師。単著に『外国人をつくりだす――戦後日本における「密航」と入国管理制度の運用』(ナカニシヤ出版)、編著に『最強の社会調査入門』(ナカニシヤ出版)、訳書にポルテッリ『オーラルヒストリーとは何か』(水声社)。
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その悩みエピクテトスならこう言うね。/山本貴光 吉川浩満
¥1,540
発行:筑摩書房 2020年 当人にとって 頭をかかえる悩みに、 スパッと解決!なんて方法は おそらくない。 でも、 過去の賢人たちが どう考えてきたか知ることは、 直接の解にはならなくても、 道筋にはなるはず。 すぐわかる!これさえあれば! 手間なし!簡単! そんな言葉の誘惑をじっと堪えて。