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希望はいつも当たり前の言葉で語られる/白井明大
¥1,540
出版社:草思社 判型:4-6 ページ数:208ページ 発売日:2019年06月21日 ジャケ買いもありでは? と思わず口にしてしまう二冊。 2019年、2022年に それぞれ刊行されています。 でも、というか だからこそ、というか 新刊で買って 何度も読み返し、 いつしかぼろぼろになるまで 読んでいける一冊かなと。 一読したあと すぐに本棚にしまう気になれず、 本棚を整理する時には 思わず読み返してしまい、 荷物を減らしたい引越しの時にも 売れずに、 あるいは売ってしまって後悔して買い戻す。 都度都度、 本棚の内容は変われども、 そんな本があると 幸せなのかなと 思ったりします。 狙い澄ました一冊はもちろん、 案外と なにげなく手に取った一冊が そんな存在になることも 多いのかもしれない、 というのが正直な感覚。 白井さんが 言葉に救われることは、ときに、たしかに、あると思う。 でもそれは、その人自身が、自分に必要な言葉を見つけ、それに耳をすませたからではないだろうか。 何もとくべつではなく、なんてことない平凡な言葉が、受け取る人の中で、大事な言葉に変わるんだと思う。 と書かれている。 本屋がそんな存在であれば、 と思う。 以下は出版社ホームページより。 言ったほうは忘れているかもしれないけれど、人生をやっていく上で、何度も助けられた「当たり前の言葉」がある――。言葉によって救われた経験を綴るエッセイ。 白井明大 詩人。1970年東京生まれ、横浜育ち。司法浪人から書店アルバイトを経て、27歳でコピーライターとして就職。以後、会社を転々とし、2001年よりフリーランスとして活動。2002年、ホームページ「無名小説」で詩を発表しはじめる。2004年、第1詩集『心を縫う』(詩学社)を上梓。2011年、沖縄へ移住。2012年に刊行した『日本の七十二候を楽しむ ─旧暦のある暮らし─』が静かな旧暦ブームを呼び、30万部のベストセラーに。2016年、『生きようと生きるほうへ』(思潮社)が第25回丸山豊記念現代詩賞を受賞。詩集に『歌』(思潮社)、『島ぬ恋』(私家版)など。ほか『一日の言葉、一生の言葉』(草思社)、『季節を知らせる花』(山川出版社)、『島の風は、季節の名前。旧暦と暮らす沖縄』(講談社)など著書多数。
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人間がいなくなった後の自然/著:カル・フリン 訳:木高 恵子
¥3,740
出版社:草思社 。判型:4-6 。ページ数:400ページ 。発売日:2023年05月01日 『人間がいなくなった後の自然』 藤子・F・不二雄 SF短編集にも繋がる一冊。 山里に生きている私たちは、 なんとかここを残そうと 頭を働かせ、 微力だとしても 日々営みを続けているわけですが、 人がいなくなったら、 ここはどうなるだろう? という問いは、 ときどき頭をよぎります。 環境問題を語るとき、 結局のところ 人が絶滅すればよいのでは? という考えも 極端だとは思いつつ、 捨てきれない自分もいます。 人がいなくなったあと、 自然はどのように新生するのかを知ることは、 人がどんな存在なのかを、 逆説的に示してくれる気がします。 現実の話でありながら どこかSF的で、 過去のことを語りながら、 未来を予測するものでもある。 とても刺激的な読書体験に なると思います。 以下は出版社ホームページより。 人間がいなくなれば、自然は新生する。世界中の見捨てられた場所を訪れ、そこで生まれ変わった自然の実態を追った、人間中心主義以降の時代を切り拓く意欲作。 カル・フリン 作家・ジャーナリスト。サンデー・タイムズ紙とデイリー・テレグラフ紙の記者であるほか、ザ・ウィーク誌の寄稿編集者でもある。オックスフォードのレディ・マーガレット・ホールで実験心理学の修士号を取得。著書にオーストラリアの植民地問題を扱った「Thicker Than Water」がある。 木高恵子 淡路島生まれ、淡路島在住のフリーの翻訳家。短大卒業後、子ども英語講師として小学館ホームパルその他で勤務。その後、エステサロンや不動産会社などさまざまな職種を経て翻訳家を目指し、働きながら翻訳学校、インタースクール大阪校に通学し、英日翻訳コースを修了。訳書に『ビーバー: 世界を救う可愛いすぎる生物』(草思社)がある。
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ミツバチと文明/クレアプレストン
¥1,980
SOLD OUT
発行:草思社 2020年 次にらくだ舎の仲間入りするのは、 犬か猫あたりかな、 とぼんやり考えていたら、 まさかのハチでした。 惜しみなく技術や知識を教えてくださる方がいて、 友人が分封した群を分けてくれて。ありがたい限りです。 ついつい ハチの動きを目で追ってしまいます。 人とハチの関係性を知りたいわたしには、うってつけの本。