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じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路/著:ロバート・スキデルスキー 著:エドワード・スキデルスキー 訳:村井章子

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出版社:筑摩書房
判型:文庫
ページ数:416ページ
発売日:2022年03月14日


いま私たちが生きる日本は、
世界は、
豊かだと胸を張って言えるか、
正直わたしは
答えに詰まります。
もっと動かなければ、
なんだかそんな焦りばかりが
募りますが、
本当にできることは限られていることもわかりつつある。
せめて少しでも学びを、
その気持ちだけは
持ち続け、
小さな実践を重ねていけたら
と思います。

以下は出版社ホームページより。

この本の内容
資本主義の下では資本の蓄積が自己目的化し、大企業は利益拡大にひた走る。結果、富める者だけが富み続け、雇用は不安定になり、格差が拡大する。成長の果実のおこぼれが一般庶民にもたらされないことは、ここ数十年の現実が証明済だ。であるならば政府が目指すべきは経済成長ではなく、国民の暮らしの質を上げることなのではないのか。著者らはその実現のために、余暇を生む労働時間の短縮、一定水準の暮らしを保障するベーシックインカムの導入、際限なき人間の欲望を抑えるための広告課税等の法整備を提案する。成長神話が叫ばれ続ける日本でこそ読まれるべき提言。

この本の目次
第1章 ケインズの誤算
第2章 ファウストの取引
第3章 富とは―東西の思想を訪ねて
第4章 幸福という幻想
第5章 成長の限界
第6章 よい暮らしを形成する七つの要素
第7章 終わりなき競争からの脱却

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