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人から人への交易/堀田正彦
¥3,300
。出版社:亜紀書房 。判型:4-6 。ページ数:464ページ 。発売日:2022年06月08日 マスコバド糖やココア、 チョコレート、バランゴンバナナ、らくだ舎で取り扱っているオルター・トレード・ジャパンの民衆交易の品々。 これらが生まれた背景や フェアトレードではなく、 民衆交易という言葉を使う意味。 そもそも、 なぜその運動は始まったのか。 堀田正彦さんの生涯を通じ、 活動の根幹を知ることができます。 人の情熱はほんの少しずつでも 世界を変えていくと 勇気をもらえる一冊。 普通に人の人生を変える 力を持った内容だと思います。 以下は出版社ホームページより。 内容紹介 その昔、まだ日本人が知らなかった東南アジアの演劇世界に、堀田青年が単身で突っ込み、そのまま「アジア人」としての一生を終えた。 その全貌にやっと出会える。うれしい。 ——津野海太郎さん(編集者・作家) 一人の演劇青年は、やがてバランゴンバナナをはじめとする民衆交易事業に取り組み、教育や文化の活動にも邁進する類いまれなアクティヴィストとなった。 人びとが集まりコミュニケーションする演劇というメディアの可能性を拡張した堀田正彦(一九四八〜二〇二〇年)の論考、講演や対談、座談会などを編み、われわれが受け継ぐべきその思想と可能性の全貌を明らかにする。 目次 第1部 民衆演劇との出会い 第2部 民衆交易―いのち、暮らし、自然を守る 第3部 黒テントとアジア飯 堀田正彦 アジア食い倒れ 解題 堀田正彦 年譜 堀田正彦 書誌リスト 著者紹介 堀田 正彦(ほった・まさひこ) 1948年1月1日、仙台生まれ。六月劇場、黒色テントなどの演劇活動を経て、1986年に日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)の立ち上げに携わる。1989年に株式会社オルター・トレード・ジャパンを設立し、2013年の顧問就任まで社長を務める。2020年12月に膵臓がんのため逝去。
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青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集/文:ヴァージニア・ウルフ 訳・編:西崎 憲
¥1,980
SOLD OUT
出版社:亜紀書房 2022年1月19日 判型 B6判 製本 並製 頁数 256頁 以下は出版社ホームページより。 〈 じつに、ウルフ的、もっとも、実験的。〉 イマジズムの詩のような「青と緑」、姪のために書かれたファンタジー「乳母ラグトンのカーテン」、園を行き交う人たちの意識の流れを描いた「キュー植物園」、レズビアニズムを感じさせる「外から見たある女子学寮」など。 短篇は一つ一つが小さな絵のよう。 言葉によって、時間や意識や目の前に現れる事象を点描していく。 21世紀になってますます評価が高まるウルフ短篇小説の珠玉のコレクション。 ――ウルフは自在に表現世界を遊んでいる。 ウルフの短篇小説が読者に伝えるものは緊密さや美や難解さだけではない。おそらくこれまでウルフになかったとされているものもここにはある。 たぶんユーモアが、そして浄福感が、そして生への力強い意志でさえもここにはあるかもしれない。(「解説 ヴァージニア・ウルフについて 」より) 【目次】 ■ラピンとラピノヴァ……Lappin and Lapinova ■青と緑……Blue & Green ■堅固な対象……Solid Objects ■乳母ラグトンのカーテン……Nurse Lugton's Curtain ■サーチライト……The Searchlight ■外から見たある女子学寮……A Woman's College from Outside ■同情……Sympathy ■ボンド通りのダロウェイ夫人……Mrs Dalloway in Bond Street ■幸福……Happiness ■憑かれた家……A Haunted House ■弦楽四重奏団……The String Quartet ■月曜日あるいは火曜日……Monday or Tuesday ■キュー植物園……Kew Gardens ■池の魅力……The Fascination of the Pool ■徴……The Symbol ■壁の染み……The Mark on the Wall ■水辺……The Watering Place ■ミス・Vの不思議な一件……The Mysterious Case of Miss V. ■書かれなかった長篇小説……An Unwritten Novel ■スケッチ ・電話……The Telephone ・ホルボーン陸橋……Holborn Viaduct ・イングランドの発育期……English Youth ■解説 ヴァージニア・ウルフについて——西崎憲 ■年表 -------------------------------------- シリーズ《ブックスならんですわる》 20世紀の初頭、繊細にしてオリジナルな小品をコツコツと書きためた作家たちがいます。前の時代に生まれた人たちですが、ふっと気づくと、私たちの隣に腰掛け、いっしょに前を見ています。 やさしくて気高い横顔を眺めていると、自分も先にいくことができる、そんな気がします。いつも傍に置いて、1篇1篇を味わってみてください。 著者紹介 ヴァージニア・ウルフ 1882年―1941年、イキリスのロンドンに生まれる。父レズリーは高名な批評家で、子ども時代から文化的な環境のもとで育つ。兄や兄の友人たちを含む「ブルームズベリー・グループ」と呼ばれる文化集団の一員として青春を過ごし、グループのひとり、レナード・ウルフと結婚。30代なかばで作家デビューし、レナードと出版社「ホガース・プレス」を立ち上げ、「意識の流れ」の手法を使った作品を次々と発表していく。代表作に『ダロウェイ夫人』『灯台へ』『波』など、短篇集に『月曜日か火曜日』『憑かれた家』、評論に『自分ひとりの部屋』などがある。 西崎 憲(にしざき・けん) 1955年生まれ。翻訳家、作家。著書に『世界の果ての庭』『蕃東国年代記』『ヘディングはおもに頭で』『未知の鳥類がやってくるまで』『全ロック史』ほか。訳書に『郵便局と蛇』コッパード、『第二の銃声』バークリー、『ヘミングウェイ短篇集』など多数。電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」主宰。
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人類学とは何か/ティム・インゴルド(著/文) 奥野 克巳(翻訳) 宮崎 幸子(翻訳)
¥1,980
SOLD OUT
発行:亜紀書房 2020年3月 判型:四六判 製本:上製 頁数:192頁 喫茶室でも手にとられる方の多い 「人類学とはなにか」 "背景や暮らしや環境や住む場所がどのようなものであるかを問わず、世界中に住まうすべての人の知恵と経験を、どのように生きるのかというこの問いに注ぎ込む。" 著者のティム・インゴルドは、 人類学をこう説明します。 山里で生活することも 広義では人類学なんだなと 自己解釈しました。 客観からではなく、主観から問いに迫る、というのが、 とてもしっくりくるアプローチだな、 と人類学の本を読むと感じます。 ゆっくりと届け続けたい一冊です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介 他者と“ともに”学ぶこと―― 他者と向き合い、ともに生きるとは、どういうことか。 人類学は、未来を切り拓くことができるのか。 現代思想、アートをはじめ、ジャンルを超えた影響と挑発をあたえつづけるティム・インゴルド。 世界の知をリードする巨人が語る、人類学と人類の未来。世界が直面する未曾有の危機にどう立ち向かうべきか。 インゴルドの思想の核心にして最良の人類学入門。 目次 第1章 他者を真剣に受け取ること 第2章 類似と差異 第3章 ある分断された学 第4章 社会的なるものを再考する 第5章 未来に向けた人類学 解説 原注 読書案内 著者プロフィール ティム・インゴルド (ティム インゴルド) (著/文) 1948年イギリス・バークシャー州レディング生まれの人類学者。1976年にケンブリッジ大学で博士号を取得。1973年からヘルシンキ大学、マンチェスター大学を経て、1999年からアバディーン大学で教えている。現在、アバディーン大学教授。主な著作に、The Appropriation of Nature: Essays on Human Ecology and Social Relations. 1981. The Perception of the Environment: Essays in Livelihood, Dwelling and Skill. 2000. 『ラインズ―線の文化史―』(2014年、左右社)、Being Alive: Essays on Movement, Knowledge and Description. 2011. 『メイキング―人類学・考古学・芸術・建築―』(2017年、左右社)、『ライフ・オブ・ラインズ―線の生態人類学―』(2018年、フィルムアート社)などがある。 奥野 克巳 (オクノ カツミ) (翻訳) 立教大学異文化コミュニケーション学部教授。著作に『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(2018年、亜紀書房)など多数。共訳書に、エドゥアルド・コーン著『森は考える―人間的なるものを超えた人類学』(2016年、亜紀書房)、レーン・ウィラースレフ著『ソウル・ハンターズ―シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学』(2018年、亜紀書房)。 宮崎 幸子 (ミヤザキ サチコ) (翻訳) 立教大学大学院博士後期課程に在学。文化人類学専攻。 論文に「相馬野馬追の『人と馬』の関係から福島県相双地方の復興を探る―マルチスピーシーズ民族誌の可能性―」(2018年、立教大学異文化コミュニケーション研究科修士論文)がある。
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「シェルパ」と道の人類学/古川 不可知
¥3,520
SOLD OUT
発行:亜紀書房 2020年2月 判型:四六判 製本:上製 頁数:368頁 著者紹介 古川 不可知(ふるかわ・ふかち) 1982年埼玉県生まれ。国立民族学博物館学術資源研究開発センター機関研究員。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門は文化人類学、ヒマラヤ地域研究。訳書にR・ウィラースレフ『ソウル・ハンターズ ――シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学』(奥野克巳らとの共訳/亜紀書房)、論文に「「仕事は探検」」『日本山岳文化学会論集』第14号(2016年)、「職業としての「シェルパ」をめぐる語りと実践」『年報人間科学』第36号(2015年)。「インフラストラクチャーとしての山道」『文化人類学』第83巻3号(2018年)などがある。単著としては本書が初となる。
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災害と妖怪/畑中章宏
¥2,200
発行:亜紀書房 2012年 まだ読んでませんが、 この面構え、、、 面白いにちがいない。
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かたわらに/沢田英男彫刻作品集
¥2,860
発行:亜紀書房 2021年 128p "ただある。 あなたを映す 鏡のように" (帯文) 沢田さんは、 あとがきに 40年物の右往左往のす絵の作品集と書かれています。 行き着いた静謐さ。 実物を拝見したら、 文字通り息を飲むだろうと思います。 表現の「深さ」と「怖さ」。 言葉では語れない時間が作品群から流れ込んでくる様です。 彫刻の素晴らしさはもちろん、 写真の表現も抜群に素晴らしく、 沢田さんの作品と共鳴している様に感じます。 私の平凡な撮影の腕ではそれをうまく表現できず恐縮なのですが、 ぜひお買い求めいただき、手にとってご覧いただきたい作品集です。 表題の通り、 かたわらに長く置いておけることは保証いたします。
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ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと/奥野克巳
¥1,980
発行:亜紀書房 2018年 私の普通は、 誰かにとっての特別。 枠のちょっとした組み直しで、 驚くほど気持ちが楽になったりします。 厚めの本ですが、 奥野さんの軽妙な語り口が、 それを感じさせません。