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歴史の屑拾い/藤原辰史
¥1,540
出版社:講談社 判型:4-6 ページ数:208ページ 発売日:2022年10月20日 ジャケ買いもありでは? と思わず口にしてしまう二冊。 2019年、2022年に それぞれ刊行されています。 でも、というか だからこそ、というか 新刊で買って 何度も読み返し、 いつしかぼろぼろになるまで 読んでいける一冊かなと。 一読したあと すぐに本棚にしまう気になれず、 本棚を整理する時には 思わず読み返してしまい、 荷物を減らしたい引越しの時にも 売れずに、 あるいは売ってしまって後悔して買い戻す。 都度都度、 本棚の内容は変われども、 そんな本があると 幸せなのかなと 思ったりします。 狙い澄ました一冊はもちろん、 案外と なにげなく手に取った一冊が そんな存在になることも 多いのかもしれない、 というのが正直な感覚。 以下は出版社ホームページより。 内容紹介 歴史をどう語るのか。 こぼれ落ちた断片の生が、大きな物語に回収されないように。 戦争体験者の言葉、大学生への講義、語り手と叙述……。 研究者である自身に問いかけながらの試行錯誤と、思索を綴るエッセイ。 【目次】 プロローグ ぎくしゃくした身振りで 1章 パンデミックの落としもの 2章 戦争体験の現在形 3章 大学生の歴史学 4章 一次史料の呪縛 5章 非人間の歴史学 6章 事件の背景 7章 歴史と文学 エピローグ 偶発を待ち受ける 著者紹介 著:藤原 辰史(フジハラ タツシ) 1976年、北海道旭川市生まれ。島根県奥出雲町で育つ。2002年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程中途退学。博士(人間・環境学)。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農と食の現代史。著書に、『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房、2005年/新装版2012年/第1回日本ドイツ学会奨励賞)、『カブラの冬』(人文書院、2011年)、『ナチスのキッチン』(水声社、2012年/決定版:共和国、2016年/第1回河合隼雄学芸賞)、『稲の大東亜共栄圏』(吉川弘文館、2012年)、『食べること考えること』(共和国、2014年)、『トラクターの世界史』(中公新書、2017年)、『戦争と農業』(集英社インターナショナル新書、2017年)、『給食の歴史』(岩波新書、2018年/第10回辻静雄食文化賞)、『食べるとはどういうことか』(農山漁村文化協会、2019年)、『分解の哲学』(青土社、2019年/第41回サントリー学芸賞)、『縁食論』(ミシマ社、2020年)、『農の原理の史的研究』(創元社、2021年)、『植物考』(生きのびるブックス、2022年)などがある。
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時間は存在しない/著:カルロ・ロヴェッリ 訳:冨永星
¥2,200
SOLD OUT
出版社:NHK出版 判型:4-6 ページ数:240ページ 発売日:2019年08月28日 え、そうなの? と思います。 読んでも半分も 理解できていないです。 時間は単体で流れているわけではなく、 まず物と物のネットワークがあるから後追いで発生するものだ、 ということ。 私たちが普段想像する 過去から未来に向かって一直線に流れる時間は存在しない という内容。 書いていて僕もまだ ちょっとわかってません。 興味ひかれた方は、 ぜひ読んでみてください。 いま作っている本にも 関係していて、 人とそれ以外の生物でも無生物でも、(たぶん無生物のほうがわかりやすいですが) そこに堆積している時間は間違いなくあって、 たとえば積まれた石垣や開墾された棚田には、 私とその対象とが関係することで初めて見つかるというか 流れ出すものだら、 そんなことを考え、 文章を書いていて たぶん本筋とちがうところですが、 一直線に流れない時間という考え方が、 なんだか腑に落ちました。 科学の目を通じて たどりつくのが、 超自然的物の見方というか 万物と生きることの 答えに繋がっているような気がして、 ちょっと震えています。 以下は出版社ホームページより。 商品紹介 時間の常識を根底から覆す! 時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもない──。“ホーキングの再来”と評される天才物理学者が、「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開しながら、時間の本質を明らかにする。本国イタリアで18万部発行、35か国で刊行予定の世界的ベストセラー! 目次 もっとも大きな謎、それはおそらく時間 第一部 時間の崩壊 第一章 所変われば時間も変わる 第二章 時間には方向がない 第三章 「現在」の終わり 第四章 時間と事物は切り離せない 第五章 時間の最小単位 第二部 時間のない世界 第六章 この世界は、物ではなく出来事でできている 第七章 語法がうまく合っていない 第八章 関係としての力学 第三部 時間の源へ 第九章 時とは無知なり 第一〇章 視点 第一一章 特殊性から生じるもの 第一二章 マドレーヌの香り 第一三章 時の起源 眠りの姉 日本語版解説 訳者あとがき 原注 著者情報 カルロ・ロヴェッリ 著 理論物理学者。1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学卒業後、パドヴァ大学大学院で博士号取得。イタリアやアメリカの大学勤務を経て、現在はフランスのエクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。「ループ量子重力理論」の提唱者の一人。『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(同)は世界で100万部超を売り上げ、大反響を呼んだ。本書はイタリアで18万部発行、35か国で刊行決定の世界的ベストセラー。タイム誌の「ベスト10ノンフィクション(2018年)」にも選ばれている。 冨永 星 訳 1955年、京都府生まれ。京都大学理学部数理科学系卒業。一般向け数学科学啓蒙書などの翻訳を手がける。訳書に、マーカス・デュ・ソートイ『数字の国のミステリー』『素数の音楽』(共に新潮社)、シャロン・バーチュ・マグレイン『異端の統計学 ベイズ』(草思社)、スティーヴン・ストロガッツ『Xはたの(も)しい』、ジェイソン・ウィルクス『1から学ぶ大人の数学教室』(共に早川書房)など。
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飛ぶ教室/著:ケストナー 訳:丘沢静也
¥594
SOLD OUT
。出版社:光文社 。判型:文庫 。ページ数:240ページ 。発売日:2006年09月07日 ご存知の方も、 お気に入りの一冊になっている方も 多いであろう #飛ぶ教室 再読したらとても良くて、 なんでだろう?と考えていたら、 (もちろん内容がよいのですが、 以前はそんなに感動した記憶がなかった) 訳者である 丘沢静也さんの解説が響いた。 児童文学の訳は ことさらに言葉をやさしくする ことも多いそうだ。 でも丘沢さんは、 わからないことがあればわからないまま暮らせばいい、 どうしても知りたくなったら調べればいい というスタンスで訳した、 大人に向けた翻訳だ、と。 たしかに、 児童文学は 妙に漢字がひらかれていたり、 表現や説明が とても読みづらかったり、 感動を誇張したり、 なんだか冷めてしまう経験が あったなあと振り返る。 ケストナー自身も すなおな感情、はっきりした思考、わかりやすい言葉 を旨としていたそうで、 大きな言葉より小さな言葉を 選んだそう。 光文社古典新訳文庫のかかげる いま、息をしている言葉で、もう一度古典を、 という言葉も とても感じがよいなぁと思う。 物語の前に差し込まれたまえがき もなんだかとてもじんときます。 もしまだ読まれていない方がいたら、 ぜひ読んでみてください。 以下は出版社ホームページより。 友情、勇気、信頼、そして正義 8歳から80歳までの子どもに 「感動より、月並みであることを選び、大きな言葉より、小さな言葉を選んだ」ケストナーの世界を、“わかりやすさ”だけに閉じこめずに甦らせた。少年だった大人たちへ。 物語 ギムナジウムの少年たち 孤独なジョニー、弱虫のウーリ、読書家ゼバスティアン、正義感の強いマルティン、いつも腹をすかせている腕っぷしの強いマティアス。同じ寄宿舎で生活する5人の少年が友情を育み、信頼を学び、大人たちに見守られながら成長していく感動的な物語。ドイツの国民作家ケストナーの代表作。 著者紹介 著者:エーリヒ・ケストナー [1899-1974] ドイツの作家。8歳から80歳までの「子ども」たちに愛され、軽快で、簡潔で、男らしく、ユーモアにみちた作品を書いた。『エミールと探偵たち』など児童物で有名だが、大人を意識した小説『ファービアン』やシニカルな詩も。「子どもの友」にして、大胆なモラリスト、そして辛辣な風刺家。 訳者:丘沢静也 1947年生まれ。首都大学東京教授。著書に『マンネリズムのすすめ』『からだの教養』『コンテキスト感覚』など。訳書に『鏡のなかの鏡』(エンデ)、『数の悪魔』(エンツェンスベルガー)、『反哲学的断章』(ヴィトゲンシュタイン)、『ドイツの人びと』(ベンヤミン)など。
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韓国の「街の本屋」の生存探究/著:ハン・ミファ 訳:渡辺麻土香 解説:石橋毅史
¥2,200
。出版社:クオン 。判型:4-6 。ページ数:284ページ 。発売日:2022年05月31日 僭越ながら刊行前にゲラを拝読し、 感想を寄せました。 版元であるクオンのホームページに 全文掲載いただいています。 日本では、 大手の書店ですら、 閉店のニュースが飛び込んでくるようになりました。 はたして、 隣の韓国はどんな状態なんだろう? 少し歴史を遡りながら、 体系的に韓国の本屋事情を追っていけるのが、 本書の魅力のひとつです。 日本とは微妙に違う制度の話も、 興味深く拝読しました。 各所で根を張り 営みを続ける本屋が 隣の国にもある。 大多数ではないにせよ、 本屋を利用し続ける人がいて、 そうした方々に支えられて 存続している。 そのことを知れるだけでも、 少し頼もしい気持ちになります。 なんとか5年10年 続けていけたらという思いを 新たにしました。 以下は出版社ホームページより。 DETAIL INFO 商品詳細 本屋が息づくと、その街が息づく── 韓国各地に個性的な街の本屋が誕生し「本屋巡り」が定着するほど注目を集める一方で、日々どこかで本屋が店を閉じている。 長年にわたり韓国の出版業界を見つめてきた著者が、奮闘する街の本屋の姿を中心に「本の生態系」を描き話題となったノンフィクション。 日本語版には出版ジャーナリスト石橋毅史を「案内人」に迎え、解説やオリジナルエピソードも収録。 夏葉社代表 島田潤一郎による寄稿も巻末に収録。 目次 案内人あいさつ 第1章 街の本屋、ブームの始まり 第2章 誰が、なぜ、どうやって? 第3章 街の本屋はどんなところ? 第4章 本屋で食べていけるのか? 第5章 生死のカギを握る「供給率」と「納品」 第6章 避けられない話、図書定価制 第7章 小さな羽ばたきは始まっている 第8章 持続可能な明日に向かって 刊行前に読みました/三一文庫代表 キム・ギジュン 本書を取り巻く日々の風景 案内人より最後のコメント 同じ人たち/夏葉社代表 島田潤一郎 著者プロフィール ハン・ミファ (ハン ミファ) (著/文) 出版評論家。 1994年に当時の韓国では珍しくマーケターとして出版業界に足を踏み入れて以来、「企画会議」をはじめ数多くの出版関連誌を刊行。 その後も主要日刊紙、雑誌、ウェブジン、ポータルサイトなど時代によって変化する様々なメディアを通じて、本の生態系の持続と発展に向けた応援の気持ちを行間ににじませながら、発言を続けてきた。 著書に『今の時代の定番の系譜』、『ベストセラーはこうして作られた』、『ジョブス使用法』、『子どもを読むということ』、『9歳の読書授業』、『書きながら育つ子どもたち』、共著に『絵本、韓国の作家たち』、『こんなにきれいな絵本』などがある。 渡辺 麻土香 (ワタナベ マドカ) (翻訳) 神奈川県横浜市出身。東京女子大学現代文化学部卒業。 フリーランスの翻訳者としてバラエティー番組の字幕翻訳のほか、書籍やウェブ小説など幅広いジャンルの翻訳に携わっている。 訳書にキム・ヨンソプ『アンコンタクト』(小学館)、キム・ドユン『マンガで学ぶ恐竜の生態』(マイナビ出版)、共訳書にユ・ガンハ『美、その不滅の物語』(クオン)などがある。 石橋 毅史 (イシバシ タケフミ) (解説) 1970年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。 出版社勤務を経て、出版業界専門紙「新文化」の記者、編集長を務める。2010年フリーランスの出版ジャーナリストとなる。 著書に『「本屋」は死なない』(新潮社)、『口笛を吹きながら本を売る』(晶文社)、『まっ直ぐに本を売る』(苦楽堂)、『本屋な日々 青春篇』(トランスビュー)、『本屋がアジアをつなぐ』(ころから)など。
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一億年の森の思考法/奥野克己
¥1,980
SOLD OUT
。出版社:教育評論社 。判型:四六判 。ページ数:280ページ 。発売日:2022年05月20日 以下は出版社ホームページより。 閉塞感に覆われた日常から脱するため、 「一億年の森の思考法」を見つめ直す。 世界を捉え直す手がかりを、探るために―― フィールドワークに行くことや旅すること――人生が「移動」によって彩られてきた人類学者が、 コロナ禍で移動が制限された世界で「一億年の森」に思いを馳せる。 「一億年の森」である、ボルネオ島の熱帯雨林に住まう二つの先住民、カリスとプナン。 焼畑民であるカリスの暮らしは、儀礼がリズムを与えている。 他方、狩猟民プナンは遊動しながら動物を狩り、それを日々の糧としている。 森に住まう人たちが精霊、神、自然をどのように真剣に受け取ってきたか。それは、人間と人間以外の存在がともに生きる世界を考える上で、非常に示唆に富んでいる。 われわれと同時代に生きる、一億年の森に住まう人びとを受け取るだけではなく、その総体である人類学を「真剣に受け取る」。ともにいて、真剣に受け取って、人間の生を学ぶ。 目次 序章 旅を経て、文化人類学を始める Ⅰ部 焼畑民カリス 第1章 邪術廻戦、カリス異変 第2章 シャーマニズム、生の全体性を取り戻す 第3章 死者を送り、かたきを呪詛する 第4章 旅する銀細工師、生の流動性 Ⅱ部 狩猟民プナン 第5章 ブルーノ・マンサー、共感と憤り 第6章 ものを循環させ、何も持たないことの美学 第7章 森の存在論、タワイとングルイン 第8章 赤ん坊の肛門を舐め、アホ犬はペットになる 第9章 生ある未来に向け、パースペクティヴを往還せよ 著者紹介 奥野 克巳(おくの かつみ) 立教大学異文化コミュニケーション学部教授。1962年生まれ。 20歳でメキシコ・シエラマドレ山脈先住民テペワノの村に滞在し、バングラデシュで上座部仏教の僧となり、トルコのクルディスタンを旅し、インドネシアを一年間経巡った後に文化人類学を専攻。1994〜95年に東南アジア・ボルネオ島焼畑民カリスのシャーマニズムと呪術の調査研究、2006年以降、同島の狩猟民プナンとともに学んでいる。単著に、『絡まり合う生命』、『モノも石も死者も生きている世界の民から人類学者が教わったこと』、『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(以上、亜紀書房)、『マンガ人類学講義』(日本実業出版社)。共著・共編著に『今日のアニミズム』『モア・ザン・ヒューマン』(以上、以文社)、『たぐい』Vol.1〜4.(亜紀書房)など。共訳書に、エドゥアルド・コーン著『森は考える』、レーン・ウィラースレフ著『ソウル・ハンターズ』、ティム・インゴルド著『人類学とは何か』(以上、亜紀書房)など。
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聴こえない母に訊きにいく/五十嵐大
¥1,870
SOLD OUT
出版社:柏書房 。判型:4-6 。ページ数:216ページ 。発売日:2023年04月26日 「聴こえない母に訊きにいく」 聴こえないひとりの女性の人生、 コーダ(聴こえないまたは聴こえづらい親の元で育つ子ども)である息子の人生を ひもときながら、 あらわになっていく 当時の優生保護法に翻弄された 当事者や教育機関。 なくならない差別を 少しでも増やさないために、 共に生きるために。 他者の人生のほんのわずかでも、 知り続け、 自分のものとしていくって ことなのではないかなと 思います。 五十嵐さんの筆致は 自分のことながら 適度な距離感があり、 感傷にひたるような 湿り気はありません。 むしろその距離感が、 ごく個人的な一家族の物語を 読み手側に引き寄せる効果をうみ、 親しみを持って読み進めることができます。 五十嵐さんの名前の由来には 胸が熱くなりました。 以下は出版社ホームページより。 内容 母に、ずっと訊いてみたいことがあった。 ぼくの耳は聴こえるけれど、本当はどちらが良かった? 聴こえる子どもと聴こえない子ども、どちらを望んでいた? 【本書の内容】 「優生保護法」―― 障害者が生まれることを防止し、 女性が産むことを管理しようとした悪法が存在した時代、 「母」はどのように生きたのか。 「ぼく」はどのようにして生まれたのか。 幸せだった瞬間も、悲しかった瞬間も、すべて。 コーダである息子が未来に進むために描く、小さな家族の歴史。 【コーダとは】 コーダ(CODA:Children of Deaf Adults) 聴こえない親をもつ、聴こえる子どものこと。 【著者略歴】 五十嵐大〈いがらし・だい〉 1983年、宮城県生まれ。2015年よりフリーライターになる。著書に『しくじり家族』(CCCメディアハウス)、『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)など。2022年には初の小説作品『エフィラは泳ぎ出せない』(東京創元社)も手掛ける。 目次 プロローグ 第一章 子どもの頃 塩竃に生まれて/最初の帰省/最初の取材/〝聴こえない子〟になる/通常学級のなかで/ろう者の歴史――森壮也さんに訊く/祖父母の胸中 第二章 ふたりの姉 ひとりめ――佐知子/「心配だった」/ふたりめ――由美/「心配はなかった」/〝通訳者〟として 第三章 母校へ 入学――「手話」との出合い/横澤さんと大沼先生/宮城県立聴覚支援学校/小さな教室/進学にともなう選択/「口話」について 第四章 母の恩師 思い出と後悔/恩人/「中途半端な時代」/聴覚活用の限界/真っ向からの否定/〝適切な教育〟とは/「さえちゃんたちのおかげ」 第五章 父との結婚 憧れの人/両親への紹介/父の過去/「いつもニコニコしていなさいって」/「善意」からの反対/「不良な子孫の出生を防止する」/優生保護法裁判――藤木和子さんに訊く/二〇二二年三月仙台高裁 第六章 母の出産 愛の十万人運動/奪われたものはなにか/加害者側の子孫/新しい生活/「だ、い」/「わたしのみみは、きこえないんだよ」 エピローグ
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(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法/三宅 香帆
¥1,650
。出版社:笠間書院 。判型:4-6 。ページ数:312ページ 。発売日:2020年09月23日 本は頭からお尻まで 読み通さなければ、とか 解説などは読まずに、 純粋に作品と向き合わねば、 とか そんなことを思っていた時期も ありましたが、 全然そんなことない。 ただ、 もし本を読めない という悩みがあるなら、 読む方法がわからない という場合もあるような気がしていて。 そんなときは、 こんな本を読んでみると よいかもしれません。 じつは、 本の読み方を知ることができる本は、 長く手元に置いておける本な 気がします。 3分でわかるとか 速く読むとかじゃなく、 内容を楽しむための補助線は、 どんどん使いこなしていきたいです。 じっくり古典を読む、 なんてことをやってみたいなあ と思っています。 以下は出版社ホームページより。 解説 古典『カラマーゾフの兄弟』『源氏物語』から最新話題作まで、ちょっと読み方を変えれば面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。著者の小説に対する熱い想いが伝わる本書は、中高生から大人まで、幅広い読者に「読書の楽しみ」を提案する、最良の一冊です。 紹介 古典『カラマーゾフの兄弟』『源氏物語』から最新話題作まで、ちょっと読み方を変えれば面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。 読んだほうがいいのは分かってる! わかってるけど読んでもよくわからない! だから読んだふりをしちゃうんだ! 夏目漱石、村上春樹、ドストエフスキー、三島由紀夫、カミュ……。 読んだふりしたくなる、だけど実はよくわからない小説の楽しく読む方法を、注目の若手書評家の著者が解説。 教養のために小説を読みたい。ちょっと面白そうな名作があるから読みたい。 映画の原作になった文学を読んでみよう……と思っても、「忙しい」とあとまわしにしがちな人や、もう読んだふりをしたくない人に、名作小説も古典小説も、ちょっと読み方を変えれば、面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。 【目 次】 はじめに 目次 総 論 1 なぜ小説はわかりづらいのか 2 テーマとメタファー 3 小説を読むうえでいちばん大切なこと あの小説を誰よりも楽しく読む方法 違和感から読んでいく 『若草物語』(ルイーザ・メイ・オルコット著) あらすじを先に読んでおく『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー著) タイトルに問いかける 『金閣寺』(三島由紀夫著) 自然を楽しむ 『老人と海』(ヘミングウェイ著) 前提を楽しむ 『吾輩は猫である』(夏目漱石著) 多重人格になってみる 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(サリンジャー著) あえてさらっと書かれてあることを察する 『雪国』(川端康成著) 翻訳は何冊か読み比べて好みにあったものを 『グレート・ギャツビー』(F・スコット・フィッツジェラルド著) 作者の考え方をたのしむ『ペスト』(カミュ著) 解説書をたくさん読んでみる『源氏物語』(紫式部著) 小説のように短歌をたのしむ『サラダ記念日』(俵万智著) 児童文学はストーリー以外を楽しめる『ピーターパンとウェンディ』(ジェームス・マシュー・バリー著) 文章を楽しむ『羅生門』(芥川龍之介著) 妄想をひろげる「眠り」(村上春樹著) 小さな問いから、大きな問いへ結びつける「亜美ちゃんは美人」(綿矢りさ著) 小さな問いから、大きな問いへ結びつける(応用編)「お父さんは心配なんだよ」(カフカ著) 細部のこまかさをたのしむ『うたかたの日々』(ボリス・ヴィアン著) 語り手を疑ってみる『ドグラ・マグラ』(夢野久作著) 青年漫画だと思って長い海外文学を読む『ゴリオ爺さん』(バルザック著) 型を知らないからこそ、面白く読める小説がある。『三体』(劉慈欣著) おわりに 著者プロフィール 三宅香帆(ミヤケカホ) 文筆家、書評家。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。天狼院書店(京都天狼院)元店長。著書に『人生を狂わす名著50』(ライツ社)、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(サンクチュアリ出版)、『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(幻冬舎)ほか。
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ネット右翼になった父
¥990
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。出版社:講談社 。判型:新書 。ページ数:248ページ 。発売日:2023年01月19日 誠実な内省は、変化をうながすのだと感動した一冊。 ネット右翼になった父と歩み寄る可能性はあったのかなかったのか? そもそも父はネット右翼だったのか? そう高くない金額でギュッと凝縮した内容をともなう新書は 少なくないので、少し本から離れてしまっていた方にも おすすめしたいカテゴリーです。 ただ、けっこうピンキリ感が強い分野でもあると思うので、 読んでみて「ああ、なんか浅い内容だな」といった感想になってしまうのはもったいない。 新書こそ、選んで選んで読むと良いかもしれません。
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地球の庭を耕すと 植物と話す12か月/ジム・ノルマン 訳:星川淳
¥1,900
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発行:工作舎 1994年 総頁:343頁 製本:上製本 一本の木は、まさしく自分の環境の未来を創り出す。 まさに、いま私たちに必要な視点でした。 1994年発刊ですが、全く古びないどころか新しい。こうして思想にふれることができるのがありがたいです。 自分の本棚にさしておきたい一冊。 自由価格本という種別の本。新刊本でありながら、出版社の了解を得て、書店が自由に販売価格を設定できる制度です。 らくだ舎は、これは!と思う本を不定期で、サルベージする感覚でじつは新刊本に忍ばせています。 より広く、少しでも手に取りやすい価格で、誰かの手に本を届ける。そのつもりで、自由価格本を少しだけ取り扱い、価格を新刊より下げて登録していきます。宝探しの感覚でのぞいてみてもらえたら嬉しいです。 新刊ですが、古本のように時間が経ち、肌が焼けていたり、少し汚れていたり、する場合があります。写真でご確認ください。
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闇で味わう日本文学/中野純
¥1,870
SOLD OUT
発行:笠間書院 2022年5月初版発行 判型: 四六判 頁数:296p 山里に移って驚いたことのひとつは、 夜の暗闇の濃さでした。 かざした自分の掌が見えない。 そのときの興奮というか感動は、 8年経ったいまも けっこうクリアに覚えています。 もうひとつは、 月の出ている夜の明るさ。 街灯なしでも充分で、 満月の日は、 誇張ではなく眩しく感じるほど。 少しだけ 五感を取り戻したような体験で、 なんだかとても嬉しかった記憶があります。 万葉集、源氏物語、竹取物語、舞姫などに闇はどのように描かれているのか。 本書では 闇案内人である中野純さんが、 その舞台を実際に歩いたり、 暗い室内で線香花火をしたり しながら、 たくさんの文学作品をひもとき、 案内してくれます。 いまよりもちょっと暗闇が身近になる、 一風変わった文学案内です。
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新版 雪に生きる/猪谷 六合雄(著)
¥3,410
出版社:カノア 2021年12月 判型: 四六判 (縦194mm 横139mm 厚さ40mm) 体裁:上製 頁数:560p 重さ:600g んでもやってみたくなるのは、 悪いくせだなあと思っている。 ただ、 世の中には 本当になんでも勘良く こなしてしまう方がいて、 それは私たちの住む地域でも 例外ではない。 積み重ねてきた歳月も もちろんあるだろうけれど、 勘所を捕まえるセンス とでもいうべきものを 目の当たりにすると、 如何ともしがたいと思う。 昔から、 「フォームがいいね」と なぜかよく言われてきた、 ただ、 残念ながら、 わたしには 勘所を捕まえるセンスは 備わっていない。 山里での生活が長くなるにつれて そのことがより明白になってきた。 過ぎていく時間の速度も どんどん速まるなか、 縮こまって意欲を失うこともある。 それでも 新しいことができるようになることは とても楽しいし、 世の中には、 無数のやったことないものが 溢れている。 うまくできなくても、 できることはできるだけやってみよう。 #猪谷六合雄 さんの文章を読むと、 内側からその気持ちが湧いてくる。
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現代短歌2022 no.90/
¥1,100
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出版社:現代短歌社 2022年05月 以下は現代短歌社ホームページより。 内容 巻頭作品50首 「螢と斧」 今野寿美 特集 アイヌと短歌 ・歴史の闇をこえて生きつづける民族のうた バチラー八重子論 天草季紅 ・一九二〇年代後半に現れた口語定型短歌の彗星 違星北斗論 河路由佳 ・アイヌ文学史の架け橋 森竹竹市論 須田茂 ・『アウタリ』への軌跡 江ロカナメ論 智理北杜 ・誌上復刻版 バチェラー八重子歌集 『若き同族【ウタリ】に』全編 ・作品30首「母なる森【ハポネタイ】」 照井君子 ・宍戸のぶ子ノート 山田航 ・異民族への「興味・関心」と「蔑視・差別」 松村正直 ・佐佐木信綱とアイヌ 屋良健一郎 ・齋藤史とアイヌ 寺島博子 ・小田観螢とアイヌ 足立敏彦 作品連載24首 ・「バスクの血」山田富士郎 ・「日々32 29から32」藤島秀憲 ・「ハハハハハ ニ〇ニ一年十二月~二〇二ニ年二月」花山周子 ・「廃星チック冬景色」北山あさひ ・「灰」小原奈実 書評 ・鮫島満『近現代短歌語誌』土井礼一郎 ・阿木津英『アララギの釋迢空』黒木三千代 ・外塚喬『嗚禽』久保田登 ・小島ゆかり『雪麻呂』澤村斉美 ・川本千栄『森へ行った日』小野田光 ・北辻ー展『無限遠点』大辻隆弘 ・『小島恒久全歌集』中沢直人 連載 ・小説 うみやそらとも―実朝断章[4]小池昌代 ・呪神礼讃[7]添田馨 短歌歳時記 卯月から皐月のうた 高木佳子 歌壇時評 楠誓英 前号作品評 飯田彩乃 リレーエッセイ 「月で読む本」堂園昌彦 第一歌集ノオト 魚村晋太郎 読者歌壇 荻原裕幸選
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ぼくは川のように話す/文:ジョーダン・スコット 絵:シドニー・スミス 訳:原田勝
¥1,760
SOLD OUT
出版社:偕成社2021年1月 判型: 26cm×24cm 頁数:42p 以下は偕成社ホームページより。 「朝、目をさますといつも、ぼくのまわりはことばの音だらけ。そして、ぼくには、うまくいえない音がある」 苦手な音をどもってしまうぼくは、クラスの朝の発表でもまったくしゃべることができなかった。放課後にむかえにきたお父さんは、そんなぼくを静かな川べりにつれていって、ある忘れられない言葉をかけてくれた。 吃音をもつカナダの詩人、ジョーダン・スコットの実体験をもとにした絵本。 デビュー以来、作品を発表するごとに数々の賞を受賞して注目を集めるシドニー・スミスが、少年の繊細な心の動きと、父親の言葉とともに彼を救ってくれた美しい川の光景を瑞々しいタッチで描いている。
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バナナの足、世界を駆ける 農と食の人類学/小松 かおり
¥3,300
SOLD OUT
出版社:京都大学出版会 2022年1月 判型:A5 体裁:並製 頁数:288p 今週は月に一度の フィリピン・バランゴンバナナが 届く週。 毎月届くバナナですが、 月によって大きさも長さも 味も熟度も違います。 当たり前に バナナは植物なわけですが、 その植生はあまり知られていない 気がします。 バナナが主食の民族もいるし、 酒にもなれば薬にも。 繁殖力が強めの植物なので、 適地では雑草にもなる。 最近は バナナの茎を使った 紙が注目されていて、 ひととバナナの関係は、 思っている以上に深いよう。 普段なにげなく食べている物の 背景を知ることは、 生活の解像度が上がることに つながるようにも思います。 以下は出版元のホームページより 内容 融通無礙なる存在・バナナ。世界の人びとの付き合い方はこんなに違っているのに、でもこれほど愛される食べ物が他にあるだろうか? コンゴ・カメルーン・ガーナ・ウガンダ・インドネシア・パプアニューギニアそして沖縄。世界中のバナナを通して農と食をみつめてきた研究者がたどり着いた、ヒトとバナナの「遊び」の関係。 プロフィール 小松 かおり (こまつ かおり) 北海学園大学人文学部教授。京都大学大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学、京都大学博士(理学)。主な著作に、『沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌―シシマチの技法と新商品からみる沖縄の現在』(ボーダーインク、2007年)、『食と農のアフリカ史―現代の基層に迫る』(共編、昭和堂、2016年)などがある。
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十二支妖異譚/福井栄一
¥1,980
SOLD OUT
発行:工作舎 2020年11月25日 B6変型判 300頁 さまざまな古典から、 約160もの 十二支にまつわる話を集めた書。 著者の福井栄一さんは 上方文化評論家で 収集された話の幅広さはもちろん、 その知見は 現代語訳の読みやすさにも あらわれているように思います。 書名に妖異譚とある通り、 おさめられている話は、 怪談や奇譚の類。 イメージとはちがう 十二支の一面、 そして過去の生活や風習が 垣間見えるのも面白いです。 祟って、化けて、恩返し。 神話、伝説、民話から読本、歌舞伎まで 鼠、牛、虎、兎、竜、蛇、 馬、羊、猿、鳥、犬、猪…… 怪談、奇談、因縁話、主役はいつでも「十二類」。 邪気がないから、なお怖ろしい。 怖ろしいから、霊力横溢。 天下泰平、家内安全、病魔退散。 ■目次 はじめに 子—鼠の章 鼠、指を噛む/大国主命と鼠/呑んだものは何か/空飛ぶ鼠 など 丑—牛の章 牛へ化する女/霊牛のこと/鬼同丸の待ち伏せ/母牛の怨み など 寅—虎の章 雪山に消えた息子/荒野で虎に遭う/虎の前世/虎魄(こはく)のこと など 卯・兎の章 生皮を剥がれた兎/兎の発心/兎は神/波に兎/月と兎 など 辰—龍の章 梵鐘を愛する龍/登龍のこと/龍王の油断/挨拶に来た龍 など 巳—蛇の章 蛇の執念/笛の音を聴く大蛇/熊と争った大蛇/殺しても殺しても など 午—馬の章 幻術使いと馬/物を言う馬/馬上で歌うな/怪死者二名 など 未—羊の章 羊の舌を抜いた男/殺した羊の正体/羊乳と地生羊 など 申—猿の章 鞠の精の正体/猿になった子ども/猿の剣術/猿の舞 など 酉—鶏の章 頭に生えてきたもの/一本足の鶏/闘鶏の真意/鶏を忌む里 など 戌—犬の章 天の怪異と犬/六本足の犬/犬に見え、人に見えぬもの/犬の変化 など 亥—猪の章 源為朝と大猪/青い怪光の正体/霊猪現る/動く墓 など おわりに ■著者紹介 福井栄一(ふくい・えいいち) 上方文化評論家。1966年、大阪府吹田市出身。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。四條畷学園大学看護学部客員教授。京都ノートルダム女子大学国際言語文化学部および関西大学社会学部の非常勤講師。上方の芸能や歴史文化に関する講演、評論活動を精力的に行い、マスコミ出演も多数。本書が通算34冊目の著作となる。剣道二段。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~getsuei99/
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美しい自然の色図鑑/パトリック・バティ(編),石井 博(監修),宮脇 律郎(監修),石田 亜矢子(訳)
¥3,300
SOLD OUT
発行:グラフィック社 2021年10月 仕様:A4変形 並製 290頁 ハッとするほど美しい 自然の色。 最近は 鳥のお腹の鮮やかな色に 心を奪われていますが、 空飛ぶ鳥を まじまじと見ることは なかなか叶いません。 図鑑ならば、 心ゆくまで堪能できますし、 繰り返し眺めることで 自然の色を見る解像度が 上がるように思います。 以下は出版社ホームページより 『ヴェルナーの色の命名法』掲載の110色を豊富なイラストで解説する、魅惑の色図鑑。カラーチャートは、自然科学、芸術の発展にどのように貢献したのか。その歴史がわかる、豊富なテキストも掲載。印刷/美術・アートインテリア向け、カラーリファレンス付き。
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哲学の誤配(単品)/東浩紀
¥1,980
発行:ゲンロン 2020年5月 判型:四六判 「この店の本棚だから、光る本がありますね」と初めて訪れた方が言ってくれた。 それはそれは嬉しい言葉で、しかも買ってくださった本が、内山節先生と若林恵さんの本で、なんてかっこいい組み合わせだ、と心の中の自分は小躍りしていた。 限られた本棚、お世辞にも多いとは言えないラインナップだが、棚のどこかで誤配が起こってくれたら、と日々ひそかに願っている。 加えて、ひとつの場に居続けていると、 人、物、情報が 思わぬタイミングでうまく行き合ったり、逆に行き違ったりといった誤配も起こる。 この思わぬが重なると、必然としか思えないときがあって、神の采配?と無神論者の自分ですら思ってしまう時がある。 それはお客さん同士だけではなく、自分も対象者のひとりで、 思わぬタイミングで思わぬ人と思わぬ話をして、その内容に自分で驚いたりもする。今日はそんな日だった。 そして、ふいに、訪れてくれるひととのやりとりは、対話なんだな、と腑に落ちた。きちんとした技術やプログラムがなかったとしても。 この感覚は、場を運営するひとりとして、留めておきたい。 対話と誤配を意識すると、明日は何が起こるだろう?とわからない少し先を、なんだか前向きに捉えられることに気付き、驚いた。 先行きの見えない今の日本に、対話と誤配教は需要があるかも。 以下、版元ドットコムより転載 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介 誤配とは自由のことである―― 近くて遠い読者に向けたインタビュー&講演録 韓国の読者に向けて語った2つのインタビューと、 中国・杭州での最新講演を収録。 誤配から観光へ展開した東思想を解き明かす必読のテキスト。 韓国の若手論客パク・カブンによる解説も掲載。 日韓並行出版。 目次 はじめに 東浩紀 第1の対話 批評から政治思想へ 第2の対話 哲学の責務 講演 データベース的動物は政治的動物になりうるか 解説 東浩紀との出会い パク・カブン 日本語版刊行によせて 安天 著者プロフィール 東浩紀 (アズマ ヒロキ) (著/文) 1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。 専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(2011年)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(2019年)、『テーマパーク化する地球』(2019年)ほか多数。
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新対話篇(単品)/東浩紀
¥2,640
発行:ゲンロン 2020年8月 判型:四六判 「この店の本棚だから、光る本がありますね」と初めて訪れた方が言ってくれた。 それはそれは嬉しい言葉で、しかも買ってくださった本が、内山節先生と若林恵さんの本で、なんてかっこいい組み合わせだ、と心の中の自分は小躍りしていた。 限られた本棚、お世辞にも多いとは言えないラインナップだが、棚のどこかで誤配が起こってくれたら、と日々ひそかに願っている。 加えて、ひとつの場に居続けていると、 人、物、情報が 思わぬタイミングでうまく行き合ったり、逆に行き違ったりといった誤配も起こる。 この思わぬが重なると、必然としか思えないときがあって、神の采配?と無神論者の自分ですら思ってしまう時がある。 それはお客さん同士だけではなく、自分も対象者のひとりで、 思わぬタイミングで思わぬ人と思わぬ話をして、その内容に自分で驚いたりもする。今日はそんな日だった。 そして、ふいに、訪れてくれるひととのやりとりは、対話なんだな、と腑に落ちた。きちんとした技術やプログラムがなかったとしても。 この感覚は、場を運営するひとりとして、留めておきたい。 対話と誤配を意識すると、明日は何が起こるだろう?とわからない少し先を、なんだか前向きに捉えられることに気付き、驚いた。 先行きの見えない今の日本に、対話と誤配教は需要があるかも。 以下、版元ドットコムより転載 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介 ソクラテスの対話をやりなおす―― 哲学と芸術の根本に立ち返った本格対談集 東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、 哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。 対話というもっとも古く原始的な方法で人文知の再起動に挑む10章。 飴屋法水・柳美里との語り下ろしを加えた決定版。 目次 はじめに 草木の生起する国 梅原猛 テロの時代の芸術 鈴木忠志 SFから神へ 筒井康隆 種の慰霊と森の論理 中沢新一 文学と政治のあいだで 加藤典洋 正義は剰余から生まれる 國分功一郎 デラシネの倫理と観光客 五木寛之+沼野充義 歴史は家である 高橋源一郎 国体の変化とジェンダー 原武史 生きることとつくること 柳美里+飴屋法水 著者プロフィール 東浩紀 (アズマ ヒロキ) (著/文) 1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。 専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(1998年、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(2011年)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(2017年、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(2019年)、『テーマパーク化する地球』(2019年)ほか多数。
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出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと /花田菜々子
¥1,430
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発行:河出書房新社 初対面の人に 本をおすすめする、 その奥深さ。 生身の人同士のやりとりは、 ときにスリリングで、 ときにドラマチック。 読後の心地よさは、 ちょっとしたセラピーのようです。
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深呼吸の必要
¥682
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長田弘 角川春樹事務所 大きな木の前で立ち止まり、 言葉を深呼吸する。 大きな木を見上げながら、 同じだけ沈黙する。 折に触れて私たちを支える 素朴な言葉たち。
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戦争は女の顔をしていない
¥1,100
SOLD OUT
絵:小梅けいと 原作:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 監修:速水螺旋人 KADOKAWA 体験していないことは、 せめて想像してみる。 思いを馳せてみる。 「もしこの状況下に自分がいたら」 「この人の立場だったら」 世界が変わるとしたら、 そんなところからなのかな と思ったりします。 本は(もちろん漫画も!) その姿勢を しっかりと補完してくれます。 小学生のときに図書館で読んだ はだしのゲンを思い出しました。
