

淡いツートンが美しいマグカップ/馬目隆広(マノメ工房)
¥3,300 税込
SOLD OUT
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淡い茶褐色の釉薬(下部)と
化粧土をスクラッチして微妙なニュアンスを出した(上部)
ツートンのマグカップ。
個体差がありますので誤差はご了承いただきたいのですが、
高さはおそよ7,5cm、口径はおよそ8cm
200ccくらいの水量を注ぐと、およそカップの8分目くらいまできて
たっぷり目に入って見える感じでしょうか。
すっと手になじみ、口当たりも良い
生活に馴染むカップだと思います。
※カップ2つほどまでは60サイズでお送りできると思います。
以上は80サイズの送料をご選択ください。
以下は年末、久しぶりにマノメ工房を訪ねた時の雑感です。
馬目さんは、らくだ舎がはじまった時から
珈琲カップや食事プレート使わせてもらっていて、
僕たちにとっても思い入れのある作り手です。
年末差し迫る忙しいタイミングで伺ってしまい
申し訳ないことをしましたが、
焼かれるのを待つ器がたくさん並ぶ窯を目にでき、
器は土から作られている当たり前を感じ、
素の器にしかない土のいい表情を拝めました。
足を運べてよかった。
素焼きの土器が好きだったことを思い出しました。
店で販売するための器も、
いくつか分けてもらい、店頭にはすでに並べています。
「意外に軽い!」という声を聞くこともしばしばで、
使いやすい、生活になじむ器です。
カップやお皿一つに何千円というのは、少し高い気もします。
そう思っていた時期もありました。
金額の多寡が思い入れに直結するともいえず、
100均なんかで間に合わせで買ったカップが案外使いやすかったり、
愛着が湧いて使い続けていたり、
なんて場合も少なくありません。
価値はそれぞれの生活環境や背景に基づいて形作られもので、
金額の多寡=価値の多寡
ではない、と思います。
らくだ舎で器を置く意味をひねり出すとするなら、
せっかく訪れてもらったときに(それはネットショップを含めて)
生まれるかもしれない出合いを願い、
その過程が物への愛着を高める
あるいは、
結果的に長く使い続けられる。
その手助けをすることなのかなと暫定的にとらえています。
結果
そこに金銭がついてきて、
僕らの生活が続き、
また新たな物を紹介できたり、
新たな出合いが生まれていく。
人が減り、ものが溢れるこの時代に
あえて物を扱う意味を(それは本も含めて)
考え続けながら、
本や物をいそいそと仕入れては、
店に並べて売ってみています。
西荻窪の雑貨店「FALL」を営まれている三品輝起さんの新著『波打ちぎわの物を探しに』(晶文社)にも
そんなことが書いてありそうです。タイトルが秀逸です。
(すみません、仕入れてはいませんので、気になる方は気軽にご連絡ください。注文します)
新潮社の『雑貨の終わり』、筑摩書房で文庫化された『すべての雑貨』
ともにおすすめです。
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