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学校するからだ/矢野利裕

¥1,980 税込

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出版社:晶文社
。判型:4-6
。ページ数:302ページ
。発売日:2022年12月20日


学校の話ではありますが、
普遍的な内容。

学校するからだ
学校の教員である著者の
何気ない日常から
引き出される「身体性」
いろんな場面、職業に
当てはめられます。

以下は出版社ホームページより。
ブラックでも青春でもない!
からだとことばが躍動する異色の
〈学校×身体〉ノンフィクション

「shhh…」と小声を発して返事をそろえるサッカー部員、広島出身ではないのに広島弁を操るヤクザ的風貌の生活指導。旧エヴァを愛し、シン・エヴァに失望した生徒との対話、破格の走りで男子をごぼう抜きにした女子生徒、そして肝心なところで嚙んでしまう著者自身──。現役教員の著者が、学校のなかの〈からだ〉と〈ことば〉が躍動するマジカルな瞬間を拾い集めた、異色の〈学校×身体〉ノンフィクション。
【目次】

はじめに  「shhh」をしのばせているヤツがいる!

1章 部活動

サッカー部新米顧問、おおいに迷う
ダンス部の「ズレる身体」
スウィングする吹奏楽部
転向する軽音部

2章 授業

GTOに憧れて
教壇は舞台である
「走れメロス」を読解してみた
KRS・ワン流の教育を
ラップと作文

3章 教員

高踏派先生の檄
ヤクザ先生、ふたたび
アヴァンギャルド先生との別れ
無頼派先生の涙
ミーハー先生の特別授業
東京インディー先生の音楽と生活
どこまでも自由なハンドメイド先生
筋肉先生の詩的言語
K先生とマイメン先生

4章 生徒

ちっとも思い通りにならない言葉
大事なことはだいたいギャルに教わった
「本当に分からなかったです」
提出物をめぐる闘争
足りない引き出し
たたかう生徒会

5章 行事

ごぼう抜きの彼女──体育祭
演しもの顚末──文化祭
学校はうたう──合唱コンクール
アイヌの「いま」が躍る──古典芸能鑑賞
「内地」から沖縄へ──修学旅行

6章 コロナ以後の学校

一斉休校の衝撃
「境界線を作っていくということですね」
回復していく学校生活
卒業式

主要参考文献

◇矢野利裕(やの・としひろ)
1983年、東京都生まれ。都内の中高一貫校に勤務する国語教員。サッカー部の顧問、兼監督も務めていた。「しばしばなされる『なぜ先生になろうと思ったのか』という質問に対しては、『GTOにあこがれて』と答えるようにしている」(本書より)。文芸・音楽を中心に批評活動をおこなっており、2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる──町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書に『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。

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